~~ お墓のあれこれ ~~

お墓は道場:日蓮宗の依経となる『妙法蓮華経』の第21章の「如来神力品」に説かれている経説では、「塔を立てて供養する場所」こそ”道場”であって、心のよりどころの場、心を磨く場であって諸仏が悟りを開いた重要な場所だと説いております。ですから、お墓に埋葬されたご先祖方は道場主であり、私たちこの世で生きている者にとって、お墓参りは道場参りで、ご先祖に自分の人生を問いかけながら、さらに人生という修行の場を生き、人格を高めていく場であるといえます。

 

お墓は石造り:ご先祖方と心の中で素直に会話する場がお墓で、「家族のきずな」の始まりです。日本人は神 代の時代から「石」に魂が宿ると考えてきました。

「黄泉(よみ)の国」とこの世の境界と言われる千引岩(ちびきいわ)が墓石のはじまりで道祖神や村のはずれのお地蔵様に繋がっております。

いずれも知らない世界と日常の世界とを隔てる石という意味です。

棺桶の釘を打つ丸い石の習慣が今でも名残として残ってます。

よいお墓とは:お墓には「家族のきずなを確認しあう場所」という役割があります。

かつてはどこの家でも、子供に仏壇に仏飯とお茶(お水)を供えさせました。そうやって物心も付かない幼い頃から、ご先祖様との「魂の会話」の訓練をしてきました。お墓参りも同様でいつでも行ける 近くの場所が大切で、大きさとか立派さとかに関わりないものです。

 

墓相とは:いつの日かあなたがお墓に入った場合を考えてください。お子様やお孫様方に「タタってやろう」とか「病気にしてやろう」等と考えますか?

皆が揃って元気にお参りしてくれることが一番嬉しい事ですよね。

「方角が悪い」とか「建てた日(閏年など)が悪い」「墓石の色や形が悪い」などと墓相や風水などで根拠なく悩むより、「思い立ったが吉日」です。

 

五輪塔とは:上から宝珠・半月・三角・丸・四角を組み合わせたお墓で、鎌倉時代から日本中の8割以上を占め、300年以上もお墓の代表でした。

それまでの「死者の埋葬地」としてのお墓の考えを、五輪塔は死者を「成仏」させ霊山浄土へ「往生」させる姿との考えを広め普及したのです。

五輪塔には正面に「妙法蓮華経」と刻み、「最高のお墓」とされています。

この為当店は五輪塔も特別価格でご提供しています。

 

蓮華台とは:仏教の代表的な花は蓮・蓮華です。古代インドでは蓮は女性の母体(胎臓)と考えられ、多産・豊穣・幸運・繁栄・長寿・健康を表わしました。

『霊山往生』とは浄土の蓮池に咲く蓮華の中で一瞬のうちに不思議な誕生をすることです。悟りを開いて仏になった証として仏様は蓮台に乗っておられますお位牌の蓮華台にも亡き人が成仏し霊山往生した「あかし」です。ご予算が許せば、墓石に『はすのうてな(蓮華台)』を奮発してください。 豊かな気分になるはずです。  この為当店では蓮華台も特別価格でご提供いたします。

 

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