~~見えない箇所ほど大切です~~
一つの霊園を複数の石材店が販売し、内容に伴わない高価な価格協定を設定している例が後を絶ちません。 お墓購入の前にポイントを抑えておきましょう。
お墓は『終の住みか』といわれますので、住居の購入と比べてみましょう。 概観は、大きさに違いがありますが内容的には大差ありません。 しかし、見えない箇所に大差があることをご存知でしょうか?
◆地盤・排水・基礎の三工事などはどなたも重要さを判っていながら、見ていないばかりか、傾斜地・沼地・地盤・盛土・木陰などでも買われているのです。 御影石の重さは30×30×30cmの大きさで約73~82kgです。(これが1単位です) ちなみに、8寸角の墓石一式の重さは約1,000~1,150kgにもなり、そこに外柵やカロートを加えますから永久的な保証の為には前述の三工事が何よりも大切です。
◆外柵は外回りで、石で一段高く聖域を区別する物ですが、全部に階段を設けている場合には安全な昇降に配慮されているかがポイントとなります。 周囲の羽目は関東式で関西では用いません。
◆住居の寝室にあたるのがカロートで唐櫃(かろうど)の文字からお分かりのように納骨室です。この上に墓石を据えます。 約1トンもの墓石を支えますから通常は厚さ12cmの石で組み立てます。 昔から加工のしやすさから用いられてきた白河石や芦野石、大谷石は汚れやすいので今ではあまり用いられず、コンクリート加工のものが多くなりました。 本来なら墓所として最も大切なカロートには御影石を使いたい物です。 料金的には7万円以内の差で荷重11トンに耐える、仏像や経文を彫刻したカロートも現れました。 当社では将来の散骨に備え、カロートの底に蓋付きの空間を設けました。 ロッカー型や納骨堂では土に還れません。せっかく土地付きのお墓を入手されるのであればいつでも土に還れる(散骨できる)ことも確認されれば安心でしょう。 (関西では土に還る事を願いすぐに散骨しますが、関東では骨壷のまま納めます)
◆お墓の建立は一生に一度あるやなしやの一大事業です。 作り直すことはできませんので、余裕のある生前に上記のことごとを参考にされ納得できる工事をご自分の目でご確認ください。
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